当日のセットリストが、DGM Live の News で公開されました。
http://www.dgmlive.com/news.htm?entry=5400
同日のレポートが、『 ギター・マガジン 』誌の2月号に掲載されています。
タグ:King Crimson
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http://www.dgmlive.com/news.htm?entry=5400
オープニングのPeace - An Endが終わっていきなり新曲Radical Action/ Meltdownを投入してきた姿勢に、とても感銘を受けました。前回初めてこの曲を聴いてすっかり惚れ込んでおり、スタジオ版の新作が楽しみで仕方ありません。Tony Levinが高音コーラスを担当しているのも面白い。彼の歌は低音のイメージが強いですが、高音でもいい声してますね!
前回聴けなくて期待していたOne More Red Nightmareも投入!3人のドラマーが揃いも揃ってスタジオ版のフレーズを取り入れたドラムを魅せてくれて、まるでBill Brufordが3人いるみたい。素晴らしかったです。
日本では初披露になるVROOMは、まだこの編成に馴染んでいないように思いました。Mel Collinsのサックスがもっと有効に機能するといいですが、2回目のベースソロに重ねられたフルートは良かったです。
正面から観ていると、Easy Moneyの間奏でのドラマー3人が左からJamie Muir、David Cross、Bill Brufordに見えてきます。この曲は現在の編成にとても合っていますね。
この日はもう1曲の新曲Suitable Grounds For The Bluesが投入され、僕はこれも気に入りました。もしこの編成でニューアルバムが出て再来日したら、新曲中心のライブになるかもしれませんね。それも楽しみです。
Sailor's Taleも、ギター2人になるとMel Collinsの自由度が上がっていいですね。Robert Frippは後半のカッティングのところでもっとアタックの立った音色にしてくれるとテープエコー風のディレイの音との対比が素敵になるのに残念だな、と生で観ても思いました。でもいい演奏でしたね。
アンコール1曲目がLTIA Pt1なのに驚きました。こんなアンコール向きじゃない曲を!もちろん2曲目はSchizoid Manでシメて大団円。
VROOMじゃなくてRedを演ってくれればよかったのに、というところ以外は大満足の素晴らしい一夜でした。
自分の行く日は是非とも…と思っていたのにオープニングはやはり「Peace」…。
と思ったら、まさかこの位置で?!アンコールで「Part1」、間髪入れずに「Schizoid」!
「Part2」も「Red」も演りませんでしたが、でも初登場の「Vrooom」もあったし、大満足でした。
ただ、強いて言うと「Court of〜」と「Epitaph」はちょっと浮いてたかな、というか
正直、コピーバンドのような印象を受けました。
これらの曲目当てのファンの方も少なからずおられたのでしょうけど、「KC=フリップ」では
なかった時代のこのへんの曲は、やっぱりKC全体の歴史の中では例外的な存在なのでは、
という気がちょっとしましたね。
勿論、名曲・名盤であることは疑いの余地がないのですけど。
などと余計なことも書きつつも、もう一回くらい観ておきたい!というムラムラが押さえ切れない
この週末です。
渋谷オーチャ−ドホール1階席の13列目右ブロックだったのですが、Fripp御大仰るところのフロントラインたるトリプル・ドラム、向かって右側のG.Harrisonも左側に位置するP. Mastelottoも見たいし、当然中央のB. Rieflinもだし、バックラインの4人も見たいし、って事で実は1階席でも後ろ側のブロックや2階席の方が俯瞰的に見る事が出来て良席だったのでは?なんて思いました。贅沢な話ではありますが。
Peaceから始まり、いきなりの新曲3連発Radical〜からMeltdown、世界初お披露目なRadical 〜IIへの流れ、ここでもうね、痺れますた。会場には聞こえないうちから小刻みに奏でられるR.Frippのギターリフから始まりトリプル・ドラムやM.Collinsらが絡みあうRadical〜はヌーヴォー・メタル6期からの進歩系でしょうし、良メロなMeltdownもしかり、Fact of Lifeが現行フォーマットでいったんバラされて展開されたようなRadical IIなど、A.Belewが在籍していた6期からの地続きな部分も多々ありながらもさらにその先へ進もうとしている意欲作なのではないでしょうか。当初このラインナップではアルバムは作らずライブのみなんて話もありましたが、これだけのメンバーが揃い意欲もあり新曲もありなところで、ニュー・アルバムを作らないなんて、ホントダメです、お願いします。
Sailor’s Taleが来た時にはテンション上がりまくりましたし、M.Collinsの君が代には嬉しくなりました。初日には聞けなかったSuitable Grounds For The Blues、One More Red NightmareやVrooomなどを演奏されたのにはかなりグッと来ましたが、公演の度にセットリストを変えファン・マニア達が何度も通う、通いたくなるようになっていたところには、あぁ、ちくしょう手のひらで踊らされてる気がする!!、って感想です(笑)。実際に初日では「〜〜ベースのトニーレビンがカメラを構えたら写真撮影オッケー」なアナウンスが流れた際は会場からはドドッと笑い+歓声が上がったのですが、10日にはかなり少なかった気がしました。ネット情報も当然合ったのでしょうが、リピート客もかなり多かったのでは?
細かい事を言い始めたら山ほどありますが、そんなことはすっ飛ばしてもう本当に見る事が出来て良かった、感謝しかありません。この編成、特にトリプル・ドラムはライブ・アルバム「Live at the Orpheum」ではその意義は伝えきれておらず、ライブでようやくその片鱗に触れる事が出来たと感じました。来日全10公演ボックスセットとか、もしくは世界ツアー全xx公演ボックスセットとか出来れば映像付きで早く出して欲しいです、ここまで来たら最後までお付き合いいたしますので(笑)。